ゴルフのアドレスもルーティン?ショットまでもルーティン?うまくなるのも大変です。
海外駐在時に再度始めたゴルフ、たまたま自宅の近くにあるゴルフコースへ行き、そこの専属コーチであるベンコーチと知り合い、指導を受ることになりました。
ベンコーチは現役のプロゴルファー、でもちょっと変わっていまして、何と「元警察官」、大のゴルフ好きが高じてそのままプロの世界へ!笑
アプローチショット、パティングは「ホントにプロだ!」と認識してしまうぐらい圧巻です。
実直な元警察官らしいまっすぐで正確なショットですが、飛距離が出ないのが難点です。
そんなベンコーチですが、ゴルフの教え方もちょっと変わっていました。(でも、良く考えると理に適ってるなと・・・)
今回は、ゴルフ場デビュー前の練習場での練習(ルーティン)の仕方をお話ししたいと思います。
ゴルフのアドレスもルーティン?ショットまでもルーティン?うまくなるのも大変です。
メジャーリーグのイチロー選手練習でよく聞くルーティーンなる言葉。
ROUTINE(ルーティーン)の意味ですが、決められた一連の動作や行動をあらわしています。
ただし、ビジネス社会のルーティンワークとスポーツの世界でのルーティーンでは若干意味が違うところもあることを理解してください。
例えば、ゴルフの場合ですと「このパットを入れると優勝だ!」「優勝賞金1億円!」そんな場面にあなたがもし遭遇したなら、あなたはすでに心臓が破裂するぐらいのふるえと緊張感で一杯だと思います。
その緊張感からパットを外し、優勝をのがすなんてこともあります。
その後に、それがトラウマとなって「イップス(Yips)」となってプレーに支障をきたすことがあります。
ビジネスの社会でも緊張する場面はありますが、スポーツの世界の緊張感と比べると低いものだと思います。
スポーツ界では毎日の練習にルーティーンを導入すると、練習の効率が上がり、また大観衆の前での緊張する場面でも、淡々と機械のように動作が行えるようになることを目指します。
不倫問題で騒がせたタイガーウッズも独自のルーティーンをもっています。
そんな私も、このルーティンなる教えをベンコーチより指導されました。
「練習場でルーティン?」(今から数十年前の話です。)
とても恥ずかしかった記憶があります。
でも、ベンコーチの指導の通りにやるしかないと好きなプロゴルファーの真似をしながら自分のルーティンを作り始めました。
まず、ボールをセットしてからそのプレーゾーンの後方にて、戦略イメージを抱きます。
プレーゾーンとイメージをする場所を分けてください。
場所は必ず、プレーゾーン後方に設けてください。
たまにコースでボール横でイメージをされている方が見られます。
イメージを抱くことはいいのですが、それでは方向性やボールの落下地点のイメージが抱けないのではないかと思います。
写真ではゴルフコース上になりますが、実際は練習場になります。
必ず練習場の場合はプレーゾーンで素振りをしてください。
たまに素振りを何回もする方がおります。
遅延行為でクレームが入る場合がありますので素振りは1回から多くても3回ぐらいでまとめてください。
ちなみにベンコーチは3回で、私は1回です。
次に「ボールをどこにとばすか?」、とイメージして落下地点をポイントします。
そのポイントから仮想ラインをティーショット前のボールまで引きます。
ここで遠い仮想ポイントをアドレスした時に見るとせっかくセットしたアドレスにずれが発生してしまいます。
その為、目の移動だけでボールの落下地点を確認できるように、アドレス時の左足から1メートから1.5メートル離れた位置に仮想ポイントを置きます。
すると、無理なく目だけでボールの落下地点が確認でき安心してクラブを振ることが出来ます。
ルーティーン動作の作業ですが、慣れるまでは恥ずかしかったの一言ですが、ゴルフのうまい方を見ると必ず自分なりのルーティン動作を入れて練習していることが分かります。
ボールの落下地点と距離のイメージが固まりましたらプレーゾーンに入りアドレス開始します。
この時にベンコーチより注意がありました。
まだ練習不足の私はアドレスに入ってから打つまでのリズムがバラバラでした。
「上手くなるためにはそんなことまでしなければならないのか!」と一瞬ムッとしましたが、ベンコーチの指示に従いました。
私の場合はこのルーティン―動作のリズムが非常に難しかったです。
ボールを打った後も必ずルーティーン動作を行います。
私はココでもベンコーチの激怒が飛んできました・・・
例えば、打った後にすぐボールを追ってしまい、ルーティン動作を止めてしまう。
ベンコーチいわく、フィニッシュ時のホームが完璧であれば、自然とクラブヘッドが落下地点を刺していること(ドライバー)になるので「いちいち顔を上げて追うな!」と何度も怒られました。
アイアンの場合は、すぐに「どっこいしょ病」手の位置が肩にきていまして、「どっこいしょ」と物をかつぐ状態ノことを表します。
私は疲れてくるとこの「どっこいしょ病」の悪い癖がでてきて良く怒られました。
この癖は基礎体力を上げた時点で治りました。